松福はじめの生成AI奮闘記

生成AIを使うことをテーマにしています。

生成AIを活用した絵本の制作方法と楽しさ

 

 絵本は子供の想像力をかきたて、知識、楽しみを提供します。その絵本製作において、AIの急速な進化が未来を変えつつあります。今回は、AIを使った絵本制作の方法と楽しさをご紹介します。

 

AI絵本制作のステップ

 普通の絵本製作をしたことがないため正確なことはわかりませんが、制作のステップは普通の絵本もAI絵本もそれほど変わらないと思います。私の場合、以下のステップで進めます。

  1. 絵本のテーマ、対象年齢を考える
  2. 構成、ストーリーを考える
  3. タイトルを考える
  4. 絵を生成
  5. 編集
  6. 校正

AIの使いどころ

 上記のステップにおいてAIを活用できますが、全てにAIを使う必要はありません。AIはあくまでもアシスタントと考えています。製作の最初のころは、多くの部分を任すことになるかもしれませんが、慣れてきたら自分の苦手なところだけ補ってもらうように使えばよいと思います。私の場合、絵心が全くないので、絵を作るところをAIに任せ、その他の部分は、自分で作っています。

使用するAIツール

 文書生成AI、画像生成AI、編集するためのデザインツールがあれば絵本を作成できます。以下は、私が使っているツールです。MidJourney以外は、無料版でも製作できます。なお、ChatGPT部分は自分で考えているので、時々参考程度に使っています。

ステップ ツール

1.絵本のテーマ、対象年齢を考える

2.構成、ストーリーを考える

3.タイトルを考える

ChatGPT(文書生成AI)

4.絵を生成

MidJourney(画像生成AI)

※ChatGPT(文書生成AI)

5.編集

Canva(デザインツール)

※MidJourneyのプロンプトをChatGPTで生成する場合に使用

校正は、自分の目+家族に見てもらっています。

 

生成AIを使った製作の楽しさ

 生成AIを使った絵本製作の楽しさは、創造力の拡大とスピードの向上です。AIはアイディア提供からイラスト生成までをサポートし、絵本作りを楽しく創造的なプロセスに変えます。作者が得意な内容に注力することで、一人で製作するよりも品質が向上し、読者に素晴らしい体験を提供できます。

 

生成AIを使った製作の難しさ

 生成AIは人間が作ったようなものを生成できるすごいものです。しかし「よろしく」の一言で思い通りになる魔法の道具ではありません。プロンプトから出す指示によって結果が変わります。どんなに指示がうまくなっても、運の要素もあるため、思い通りにいかないことは多々あります。そこは、人に頼んでも思ったことと違うことはあるため、そういうことがあると柔軟に対応していくことは、AIを使っても同じだと感じています。

 

まとめ

 AI絵本制作のステップから、AIの使いどころ、利用できるAIツールを紹介しました。生成AIを使った絵本制作は、AIからのアイディア提供からイラスト生成に至るまでのサポートを受けることで、新たな創造性を見つけ、製作プロセスを効率化できます。一方でAI絵本制作には難しい側面もあります。AIの限界や誤った生成物に対処する必要があります。しかし、この課題を乗り越えることで、魅力的な絵本を生み出せるようになっていくと思います。AIを絵本制作に組み込むことで、新しい表現の幅を拡げ子供たちに新たな体験が提供できると考えています。

 

作品紹介

 生成AIを活用した絵本製作活動をしています。作品はこちらへHP-松福はじめ